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新着情報・ブログ

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プロが教える「法的に使える遺言書」を作成するコツ

1. 遺言書は「まだ早い」と思う人ほど確認が必要です

▶ 結論:遺言書は年齢ではなく、家族関係と財産の内容で必要性を判断します。

「遺言書なんて、まだ早い」と考えている40代・50代の方は少なくありません。
しかし、相続トラブルは「資産家の家庭」だけで起きるものではありません。

実際には、相続財産が多くない家庭でも、次のような理由で話合いがまとまらないことがあります。

  • 実家を誰が相続するか決まらない
  • 預貯金の分け方で不満が出る
  • 長男・長女が親の面倒を見ていた
  • 生前贈与を受けた人がいる
  • 兄弟姉妹の関係が以前から良くない

相続で問題になりやすいのは、財産の金額そのものよりも、「なぜその分け方なのか」という納得感です。

遺言書は、単に財産を分ける書面ではありません。
家族に対して、自分の考えを整理して残すための重要な準備です。

根拠ボックス

項目 内容
発行元 最高裁判所
資料名 司法統計年報 家事編
確認ポイント 遺産分割事件の統計
URL 最高裁判所公式サイトの司法統計年報ページを参照

2. 法的に使える遺言書とは、方式不備を避けた遺言書です

▶ 結論:遺言書は「気持ちを書けばよい書面」ではなく、法律上の方式を守る必要があります。

遺言書には、法律上のルールがあります。
特に、自分で全文を書く「自筆証書遺言」は、手軽に作成できる一方で、方式不備に注意が必要です。

法務省の案内では、自筆証書遺言について、財産目録を除き本文は自書が必要であり、作成日付を具体的に書くこと、署名と押印が必要であることが示されています。

たとえば、次のような書き方は避けるべきです。

  • 「2026年4月吉日」
  • 日付がない
  • 署名がない
  • 押印がない
  • 訂正方法が不適切
  • 内容があいまいで誰に何を残すか分からない

特に「吉日」という表記は、具体的な日付が特定できないため、遺言書として問題になる可能性があります。

せっかく家族のために書いた遺言書が、形式不備で使えなくなることは避けなければなりません。

根拠ボックス

項目 内容
発行元 法務省
資料名 遺言書の様式等についての注意事項
確認ポイント 日付、署名、押印、自書の要件
URL 法務省公式サイトの自筆証書遺言に関する案内ページを参照

3. 自筆証書遺言と公正証書遺言の違い

▶ 結論:費用を抑えたいなら自筆証書遺言、安全性を重視するなら公正証書遺言が有力です。

遺言書には複数の方式がありますが、一般の方が検討しやすいのは、主に次の2つです。

項目 自筆証書遺言 公正証書遺言
作成場所 自宅など 公証役場など
作成者 本人 公証人が関与
費用 比較的低い 財産額等に応じて費用あり
方式不備リスク 注意が必要 比較的低い
紛失リスク 保管方法による 公証役場で原本保管
向いている人 内容がシンプルな人 不動産・再婚・相続人間に不安がある人

自筆証書遺言は、費用を抑えられる反面、方式不備や紛失のリスクがあります。
一方、公正証書遺言は、公証人が関与して作成するため、形式面の安全性が高くなります。

ただし、公正証書遺言であっても、内容をどう設計するかは非常に重要です。
単に「誰に何を渡すか」を決めるだけでは、家族の感情面まで十分に配慮できないことがあります。

根拠ボックス

項目 内容
発行元 日本公証人連合会
資料名 公正証書遺言の作成手順に関する案内
確認ポイント 公証人との打合せ、公証役場での作成手続
URL 日本公証人連合会公式サイトを参照

4. 元警視の視点で見る、相続トラブルの潜在リスク

▶ 結論:相続トラブルは、財産額よりも「不公平感」と「説明不足」から生じやすいです。

相続の問題は、単なる財産分配ではありません。
家族の中にある過去の不満、介護の負担、親子関係、兄弟姉妹間の距離感が一気に表面化することがあります。

元神奈川県警視として多くの現場を見てきた立場から言えば、トラブルを防ぐには「問題が起きてから対応する」のでは遅い場面があります。

相続で特に注意すべき兆候は、次のとおりです。

  • 兄弟姉妹の連絡が少ない
  • 親の介護を一人だけが担っている
  • 実家の処分方針が決まっていない
  • 特定の子だけが親から援助を受けている
  • 再婚、前婚の子、内縁関係がある
  • 相続人の中に音信不通の人がいる

こうした事情がある場合は、遺言書の作成を早めに検討する価値があります。

※相続人間で既に紛争が発生している場合、交渉・代理・紛争解決は弁護士の職域です。行政書士は、紛争性のない範囲での書類作成、事前整理、制度説明を行います。


5. 付言事項は、家族の納得感を支える重要な一文です

▶ 結論:付言事項は法的拘束力こそありませんが、家族の感情面に大きく影響します。

遺言書には、財産の分け方だけでなく、「付言事項」を記載することがあります。

付言事項とは、遺言者の想いを家族に伝えるための部分です。
法的拘束力はありませんが、相続人の納得感を支える重要な役割があります。

たとえば、次のような内容です。

長男には自宅を引き継いでもらいます。これは、長年同居して生活を支えてくれたことへの感謝を込めたものです。次男にも、離れて暮らしながら家族を気にかけてくれたことに深く感謝しています。兄弟で争うことなく、互いを尊重して暮らしてくれることを願っています。

このような一文があるだけで、残された家族の受け止め方は変わります。

遺言書は、法律文書であると同時に、家族への最後の説明文でもあります。


6. 今すぐできる具体アクション3選

▶ 結論:いきなり遺言書を書く前に、財産・家族・想いを整理することが重要です。

相続対策として、まず次の3つから始めてください。

1. 財産を一覧にする

預貯金、不動産、車、保険、株式、借入金などを簡単に書き出します。
正確な金額まで分からなくても、まずは全体像を把握することが重要です。

2. 相続人を確認する

配偶者、子、親、兄弟姉妹など、誰が相続人になる可能性があるかを確認します。
再婚、前婚の子、養子縁組がある場合は、特に注意が必要です。

3. 誰に何を残したいか理由も書く

財産の分け方だけでなく、「なぜそうしたいのか」をメモしておきます。
この理由が、後の付言事項につながります。


7. 相模原で遺言書作成を相談する場合の流れ

▶ 結論:相模原で遺言書を検討する場合は、まず初回相談で家族構成と財産状況を整理します。

たてかわ行政書士事務所では、相模原市を中心に、相続・遺言に関する初回相談を行っています。

相談の基本的な流れ

手順 内容
1 初回相談で家族構成・財産状況を確認
2 自筆証書遺言か公正証書遺言かを検討
3 必要書類を整理
4 遺言内容の原案を作成
5 公正証書遺言の場合は公証役場との調整
6 完成後の保管方法や見直し時期を確認

「まだ正式に依頼するか決めていない」という段階でも問題ありません。
初回無料相談は、契約を強制するものではありません。ご家庭の状況を整理する機会としてご利用ください。




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