「地域のために何かしたいが、一歩を踏み出すきっかけがない」 「ボランティアは興味があるけれど、トラブルや責任が心配…」
相模原市新磯地区にお住まいで、そう感じている方はいらっしゃいませんか。そのお気持ち、非常によくわかります。
こんにちは。たてかわ行政書士事務所の建川一茂です。私は現在、行政書士としての業務の傍ら、「地区自治会連合会」の代表として、「新磯ちょこっとサポートしたい運営委員会」の委員を務めています 。この活動は、新磯地区社会福祉協議会が主体となり、地域の各種団体が連携して運営する公式な取り組みです 。
この記事では、元警察官としての危機管理のプロ、そして法律の専門家という立場から、また何より運営当事者の一人として、皆様が心から安心して地域貢献に参加できる理由と、その具体的な方法について、詳しくご説明します。
1.「新磯ちょこっとサポート」とは?
「新磯ちょこっとサポート」は、新磯地区にお住まいの高齢者世帯や子育て世帯などが抱える、日常生活での「ちょっとした困りごと」を、地域の助け合いによって解決し、誰もが安心して住み続けられる環境を作ることを目的とした活動です 。
これは個人の集まりではなく、新磯地区社会福祉協議会の活動理念に基づき、自治会、民生委員、老人クラブ、地域包括支援センターといった地域の公的な団体が連携して支える、信頼性の高い仕組みです 。
2. どんなお手伝いをするの?(具体的な活動内容)
サポーターの皆様にお願いする活動は、会則によって明確に定められています。過度な負担や専門的な技術は必要ありません。
【主な活動内容】
-
電球の交換
-
ゴミ出し
-
重たい物の移動
-
庭の草取り
-
簡単な庭木の剪定
-
買い物の代行
-
話し相手、傾聴
実際に、令和7年4月から6月の3ヶ月間では、特に「草むしり」や「庭木の剪定」「買い物代行」といったご依頼が多く寄せられており、延べ19名のサポーターが活躍しました 。
一方で、皆様の安全と負担を考慮し、
専門的な技術を要する作業や、家屋内での本格的な家事援助は活動の対象外としています 。
3. 元警察官・行政書士が構築した「4つの安心」
私が運営委員として最も重視しているのが、参加者全員が安心して活動できるための「仕組み作り」です。そのために、以下の4つの安心を制度として確立しました。
① ルールと責任範囲の明確化 警察官時代、私が現場で痛感したのは「役割の不明確さ」が混乱を招くという事実です。本活動では、行政書士として、活動内容や責任範囲を会則で明確に定め、誰もが安心して参加できる基盤を整えています。
② 透明性のある謝礼金制度 この活動は完全な無償ではなく、利用者がサポーターに対し、活動時間に応じた謝礼金を支払う仕組みとなっています 。
-
ゴミ出し: 1回 100円
-
30分以内の作業: 300円
-
1時間以内の作業: 500円
これは、サポーターの皆様への感謝のしるしであり、活動の持続性を高めるための大切な制度です。
③ 徹底した個人情報の保護 活動を通じて知り得た利用者やサポーターの個人情報は、事務局が責任を持って管理し、施錠できる場所に適切に保管します 。また、全てのサポーターには個人情報保護に関する誓約が求められ、活動上知り得た情報を目的外に利用したり、他者に漏らしたりすることは固く禁じられています。この守秘義務は、サポーターの任を退いた後も同様です 。
④ 公的な事務局による運営 本活動の事務局は「新磯まちづくりセンター」内に設置されており 、いつでも公的な窓口に相談できる体制が整っています。困ったことがあれば、一人で抱え込む必要はありません。
4. 「ちょこっとサポーター」になるには?(参加方法)
参加方法はとてもシンプルです。
-
お問い合わせ: まずは下記の事務局(新磯まちづくりセンター内)にご連絡ください。
-
登録: 活動の趣旨にご賛同いただけましたら、「ちょこっとサポーター」としてご登録いただきます 。
-
活動: 事務局やコーディネーターから依頼の連絡が入ります。ご自身の都合の良い時間や、できそうな内容の時に、ご協力をお願いします。
まとめ:あなたの「ちょこっと」が、地域の大きな支えになる
「新磯ちょこっとサポート」は、特別なスキルや多くの時間を必要とする活動ではありません。あなたの「少しなら手伝える」という温かい気持ちが、地域に安心の輪を広げ、ご自身のやりがいにも繋がります。
運営委員の一人として、私が責任をもって皆様の活動をサポートします。どうぞ安心して、この素晴らしい活動の輪に加わってみませんか。ご連絡を心よりお待ちしております。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 特別な資格やスキルは必要ですか?
A1. いいえ、全く必要ありません。活動内容は電球交換やゴミ出しなど、日常生活の延長でできる簡単な作業に限定されています。専門技術が必要な作業は対象外ですのでご安心ください 。
Q2. 活動に対する報酬はありますか?
A2. はい。この活動は有償ボランティアであり、利用者から活動時間に応じた謝礼金(例:1時間500円)が支払われます 。
Q3. 仕事で忙しいのですが、参加できますか?
A3. もちろんです。定例会は月1回程度開催されますが 、実際の活動はご自身の都合の良い時間やタイミングで引き受けていただく形になります。無理なく続けられることこそが、この活動の長所です。
Q4. 活動で知り得た個人情報の取り扱いが心配です。
A4. ご安心ください。会則により厳格な守秘義務が定められており 、全ての個人情報は事務局が施錠された場所で適切に管理します 。