講演会のご依頼
ご相談はこちらから
050-1721-2633 090-2307-2513 営業時間 |9:00〜20:00
  • Instagram
  • Facebook
  • YouTube
  • tiktok

新着情報・ブログ

新着情報・ブログ

【元警視が解説】高齢者を狙う詐欺と空き巣を防ぐ3つの防犯策

令和7年7月29日相模原市南区役所新磯まちづくりセンターにおいて防犯講和を行いました。

「特殊詐欺の電話がかかってこないか不安」「空き巣に入られるのではないかと心配」といったお悩みはありませんか。相模原市にお住まいの皆様、その不安は決してあなただけではありません。特殊詐欺の被害は神奈川県内で増加の一途をたどり、特に高齢者が狙われています。また、巧妙化する詐欺手口や侵入盗の手口を知らなければ、大切な資産や平穏な日常が奪われる可能性があります。しかし、ご安心ください。元警察官として長年、現場の危機管理に携わってきた私だからこそお伝えできる、今日から実践できる具体的な防犯対策があります。この記事では、最新の犯罪手口から身を守るための実践的な対策までを詳しく解説し、皆様が安全・安心に暮らすための「鉄壁の防御策」を提示します。

最新の犯罪手口、その不安はあなただけではありません

令和7年7月29日に新磯まちづくりセンターで行われた防犯講話では、神奈川県内の特殊詐欺被害状況や巧妙化する手口、そしてご自宅で実践できる具体的な防犯対策についてお話しました。特に、神奈川県内の特殊詐欺被害は令和7年1月から6月末で約52億5,400万円に達し、前年同期比で約29億7,300万円も増加しています 。被害者の大半は高齢者であり、特に80代の女性が突出して多い状況です 。しかし、現役世代も被害に遭っており、全世代で注意が必要です 。不安を感じているのは、決してあなた一人ではありません。

潜在リスク分析:元警察官が見抜く犯罪者の「死角」

犯罪者は常に、私たちの「隙」や「油断」を狙っています。特に、電話をかけてくる詐欺犯は、言葉巧みに心理的な弱みを突いてきます 。また、空き巣などの侵入犯は、「時間・光・音・人の目」を嫌うため、これらの要素が欠けている家を狙います

 

例えば、市役所の職員を名乗る者からの「医療費の還付金がある」という電話に安易に応じたり 、警察官や銀行員を名乗る者からの「キャッシュカードの暗証番号を教えてほしい」という要求に応じたりすれば、瞬く間に財産を失う危険性があります 。さらに、AIで生成された本人そっくりの声で「お金が必要だ」と電話がかかってくる「ディープフェイクボイス詐欺」も横行しています

 

また、ほんの数分のゴミ出しや回覧板を回す際 、あるいは在宅中であっても玄関や窓の鍵を閉め忘れる「居空き」の被害に遭う可能性もあります 。犯罪者は、無施錠のドアや窓から数秒で侵入することが可能です

 

こうしたリスクを放置することは、あなたの安全・安心な生活を脅かすだけでなく、取り返しのつかない被害に繋がる「死角」となり得ます。元警察官として多くの事件現場を見てきた私だからこそ、その危険性を強く訴えたいのです。

鉄壁の防御策:今日から使える具体的アクション3選

これらの巧妙な犯罪手口から身を守るために、今日から実践できる3つの防犯対策をご紹介します。

手順 1:【具体的な会話例付】最新の詐欺手口とその見分け方

詐欺被害を防ぐ第一歩は、手口を知ることです。特に以下の点に注意してください。

  • 還付金詐欺・キャッシュカード詐欺に注意: 市役所や警察官、銀行員がATM操作や電話で暗証番号を聞くことは絶対にありません。もしそのような電話があったら、100%詐欺だと考えてすぐに電話を切り、警察相談専用電話「#9110」や家族に連絡しましょう

  • AI音声合成(ディープフェイクボイス)詐欺への対策: 息子や孫を名乗る声が本人そっくりでも、お金の話が出たら一度電話を切り、必ず元々知っている電話番号にかけ直して事実を確認してください

  • QRコード詐欺(クィッシング)対策: 飲食店のテーブルにあるQRコードを読み取る際は、偽のQRコードが上から貼られていないか、不審な点がないか確認することが重要です

  • 偽ショッピングサイト詐欺の見分け方: ブランド品が90%OFFなど、ありえないほど安い価格で売られている場合 、それは偽ショッピングサイトの可能性が極めて高いです 。URLが「https://」で始まらない、支払方法が銀行振込のみで個人名義になっている、日本語が不自然などの点に注意しましょう

手順 2:ご自宅で実践できる防犯診断チェックリストと習慣化

侵入窃盗犯は、住民のわずかな隙を狙っています 。以下の対策を徹底し、防犯意識を高めましょう。

  • 「時間・光・音・人の目」の4大原則を意識する: 侵入犯は侵入に5分以上かかると約7割が諦めます 。ワンドア・ツーロックや防犯フィルムで時間を稼ぎ、センサーライトや防犯砂利で光や音を嫌がる環境を作り、近所との連携で人の目を増やすことが有効です

  • 在宅中でも鍵をかける習慣: ゴミ出しや回覧板を回すほんの数分であっても、玄関や勝手口の鍵は必ずかけましょう 。居空き対策として、在宅中でも開けている窓には鍵をかけるか、補助錠を利用することが最も有効です

  • 留守番電話の活用: 在宅中でも留守番電話に設定し、相手を確認してから電話に出ることで、犯人からのアポ電(アポイントメント電話)を直接受けるリスクを減らせます

手順 3:進化する犯罪に対抗するための最新防犯グッズの導入

最新のテクノロジーを活用することで、防犯対策はさらに強化されます。

  • スマートロック: ドアが閉まると自動で鍵がかかるため、鍵の閉め忘れを防ぐことができます 。スマートフォンで外出先から鍵の状態を確認することも可能です

     
  • スマートAI防犯カメラ: 人や車だけを検知してスマートフォンに通知するため、誤報が少ないのが特徴です 。クラウド保存やローカル保存を併用することで、通信障害時にも対応できます

     
  • スマート窓センサー: 窓の衝撃や開放を検知し、大音量ブザーやスマートフォン通知で異常を知らせます

導入後の未来:防犯対策で得られる「真の平穏」

これらの防犯対策を講じることで、皆様は詐欺や侵入盗のリスクから身を守り、より安全で安心な生活を送ることができます。それは、単に財産や命を守るだけでなく、犯罪への不安から解放され、心穏やかに過ごせる「真の平穏」をもたらすでしょう。地域全体の防犯意識が高まれば、犯罪者はその地域を敬遠するようになり、さらに安全なコミュニティが築かれていきます。

行動喚起:専門家という「最強の盾」を手に入れる

防犯対策は、一人で抱え込むべき問題ではありません。元警察官(警視)として長年、犯罪対策の最前線に立ち、数々の危機を乗り越えてきた私だからこそ、皆様の不安に寄り添い、具体的な解決策を提示できます。

 

FAQ

  • Q1: 市役所や警察官からの電話で、ATM操作や暗証番号を求められたらどうすれば良いですか? A1: 市役所や警察官、銀行員がATM操作や電話で暗証番号を聞くことは絶対にありません。100%詐欺ですので、すぐに電話を切り、警察相談専用電話「#9110」またはご家族に連絡してください

     
  • Q2: 息子や孫を名乗る人物から、声がそっくりでもお金の話が出たらどうすれば良いですか? A2: AI技術(ディープフェイクボイス)により、本人そっくりの声が作られる可能性があります。お金の話が出たら、一度電話を切り、元々知っている息子さんやお孫さんの電話番号にかけ直して事実を確認することが重要です

     
     
  • Q3: ゴミ出しなど短時間でも外出する際に鍵は必要ですか? A3: はい、たとえ短い時間であっても、必ず玄関や勝手口の鍵をかける習慣を徹底してください。侵入窃盗犯はわずかな隙を狙っており、侵入にかかる時間は数秒から数分というケースも少なくありません

     
     

無料相談は契約を強制しません。まずはお気軽に、あなたの状況をお聞かせください。