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新着情報・ブログ

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【行政書士が解説】実家を「負動産」にしないための5つの法務戦略

大切なご実家や不動産を、将来の負債(負動産)にしないために。


2025年11月27日マトリックストラストの不動産セミナーに参加してきました。

■ 結論(先にポイントだけ)

  • 負動産とは:使わない・売れない・貸せない・維持費だけかかる「持っているだけで負債になる不動産」。

  • 法改正でリスク増大:2023年の空き家対策特別措置法(改正)により、
    「管理不全空家」に指定されると 固定資産税が最大6倍 に跳ね上がる。

  • 防ぐ最重要ポイント:親御さんが元気なうちに「我が家をどうするか」を家族で共有すること。

  • 行政書士が支援できること
    遺言書・家族信託・生前贈与・遺産分割協議書・空き家対策・売却支援(他士業連携)など、法務設計をワンストップで支援。


1. 負動産とは何か?

“持っているだけで損をする不動産” のことを指します。

PDF(p.2)では以下の特徴が明確に整理されています:

  • 使わない・使えない

  • 売れない

  • 貸せない

  • 維持費・管理費がかかる

こうした不動産は、相続後に放置され、結果として家族に大きな負担を残します。


2. 法改正でリスク増大:「管理不全空家」→ 6倍課税の可能性

PDF(p.3, p.7)では全国の空き家が 900万戸(空き家率13.8%)に達していると示されています。

2023年改正法では新たに 「管理不全空家」 が創設され、市区町村長から「勧告」を受けると重大なペナルティがあります。

● 勧告されるとどうなる?

住宅用地の特例(固定資産税1/6)が適用されなくなり、
固定資産税が最大6倍に増額

PDFの図でも「6倍増」の構造が示されています(p.6–7)。


3. 我が家を負動産にしない「5つの法務戦略」

PDF(p.9–11)の内容を行政書士視点に再構成し、
実家を守る・手放すの双方から整理します。


戦略①:遺言書(公正証書)で「誰に何を遺すか」を明確に

相続トラブルの大半は、
「親が何も決めていなかった」 ことが原因です。

  • 自筆証書遺言

  • 公正証書遺言(推奨)


戦略②:生前贈与で“争族”を防ぐ

贈与税・相続税の計画的対策として有効。


戦略③:家族信託(認知症対策)

PDF(p.10)でも「家族に託す」選択肢として紹介されています。

  • 親が認知症で判断能力を失うと、家の売却・管理ができなくなる

  • 家族信託なら、家族が代わって管理・処分できる


戦略④:売却・リースバック・賃貸という選択肢

PDF(p.11–12)にある通り、以下の選択肢があります:

  • 仲介売却

  • 早期買取

  • リースバック(売っても住み続けられる)

  • 賃貸活用

  • リバースモーゲージ

売却を検討するなら、
居住用財産3,000万円控除 等の税制特例を必ず確認してください。


戦略⑤:相続土地国庫帰属法(2023年開始)

「もう管理できない」土地を国庫に返す制度。
ただし要件があるため、事前の調査が必須です。


4. よくある質問(FAQ)

Q.「負動産」とは具体的に何ですか?
A. 使わない・売れない・貸せない・管理費だけかかる不動産です。固定資産税や草刈りなどの費用だけが継続的に発生します。


Q. 空き家が勧告を受けると税金はどうなりますか?
A. 住宅用地の特例(1/6)が外れ、固定資産税が 最大6倍 になります。


Q. 相続後、親名義のまま放置するとどうなりますか?
A. 売却・賃貸・解体など、あらゆる手続きが困難になり、管理不全空家として勧告対象になる恐れがあります。


Q. どの選択肢が最適か分かりません…
A. ご家族の状況、資産、将来設計によって全く異なります。行政書士による法務設計+他士業連携で最適解をご提案できます。


5. 我が家を負動産にしないために

PDF(p.13)にもある通り、
解決の出発点は 「家族の対話」 です。

親→子の順で話を切り出す方がスムーズです。


6. 当事務所にできること(ワンストップ対応)

  • 遺言書作成サポート

  • 家族信託の設計

  • 生前贈与の書類作成

  • 遺産分割協議書の作成

  • 空き家・相続不動産の調査

  • 売却・買取・税務の専門家との連携(司法書士・税理士・不動産業者 等)

実績:空き家・相続不動産に関する相談 300件以上(匿名化ベース)


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【非弁ガード】

当記事は一般的情報の提供を目的としたものであり、
個別具体的な法律相談・紛争性のある案件への助言は行いません。
必要に応じて提携弁護士をご紹介いたします。